実際に子どもたちと触れ合ってみて不安が吹き飛びました!
Q. もともと保育士をされていたんですね?
幼稚園の時にピアノが上手な先生に憧れて「保育士になりたい」と思っていました。親に頼んでピアノを中学生まで習い、保育士の短大を卒業し、そのまま保育士として京都で就職しました。
でも、体調を崩してしまって、もう保育系はダメかなと思いながら一カ月休み考えましたが、やっぱり子どもがいない職場は自分の中でピンと来なかったので、保育関係で仕事を探していました。
Q. なぜ児童福祉業界へ転職されたのでしょうか?
短大の必修科目の中に『障がい児保育』があるのですが、その講習の先生が、たくさん障がい児が入園している保育園の園⻑先生でした。子どもたちと楽しく関われた時の先生たちの達成感や、「この子はこんな良いところがあって!」みたいな、園⻑先生の子どもたちに対する熱意のあるお話を聞いていたら、私もこんな先生になりたいと思ったんです。
でも、その当時は私自身に、子どもたちとちゃんと向き合えるか不安があって諦めていたのですが、保育園で現場経験をしてみて、今だったらできるかなと思って転職しました。
実際に、児童福祉業界へ入ってみたら「なんでこんなことで悩んでいたんだろう」っていうくらい可愛かったです。
Q. わかばに入ってみて大変な部分はありましたか?
入って1年目は大変だったんですけど、でもその日々の中で子どもたちの可愛い姿があるので、癖になっちゃうというか(笑)大変な裏側に喜びがあるので、帳消しでしたね。
子どもたちは、みんな純粋で自分に素直で、良くも悪くも嘘偽りないといいますか、そんなところがすごく可愛いなと思います。
Q. 喜びを感じた印象的なエピソードはありますか?
私が入った時に小学校6年生の子がいて、次の年に中学校に上がったんですけど、環境がガラッと変わったため常にパニックを起こすようになってしまったんです。学校に行く車の中で片道1時間泣き続け、帰りのバスでも1時間泣き続けてわかばに登所するということがありました。
誰が触っても手が付けられない状態で、個室に入って落ち着かせるようにしていた時、私が入った時だけ泣き止んで落ち着いてくれて、ちょっとずつ外へ出てこられるようになった時に「私はこのためにこの仕事をしているんだな」と感じました。
今では、他のスタッフとも落ち着いて関われるようになってきて、誰とでも信頼関係を築けるようになったので一番良い状態かなと思います。
Q. 福祉業界に興味があっても不安に思っている方へ伝えたいことはありますか?
<皆さんがよくイメージされているのは、結構重い子だったりダウン症の子などの目に見える障害をお持ちの方を想像してしまうと思うんです。でも、もっともっと軽度の子もいますし、一般の小学校に通われていて通いづらさを感じながらも、一生懸命他の子たちと一緒に生活している子もたくさんいます。
本当に私も入ってみて、イメージと全く違ったので心配いらないと思います。他の子と何も変わらない可愛さがあるよ、と知ってもらいたいですね。
学校の夏休み期間でしたら、1〜2週間の研修的なものも受けられます。予定を合わせて頂ければ、わかばの雰囲気を体感できるかと思います。
Q. わかばに興味がある方へメッセージを
スタッフは、64歳の年⻑者から20歳の若い方までズラッといろんな年代がいますが、子どもが好きな方であれば誰でもできる仕事だと思います。
私はまだ入って2年半くらいなんですけど、1年間しっかり勉強させて頂いて、管理者に上げてもらえました。年齢としては今年24歳で若いのですが、頑張ったら出世できるのがわかばの良いところですし、下の人たちも、若くて意見が通しやすい管理者とバリバリ仕事できるのが強みだと思います!
わかばは、活発な雰囲気で楽しい職場ですよ!